そこに仁義はあるのか(仮)

略してそこ仁!

IntelliJ IDEAでOracle CloudのAutonomous Data Warehouseに接続する

Intellij IDEAを使ってAutonomous Data Warehouseに接続してデータを参照・変更したい!!

SQLDeveloperを使ったドキュメントはいっぱいある

Oracle CloudのAutonomous Data Warehouseのデータを触ることが増えたんだけど、ドキュメントはほとんどSQL Developerになってる😇
SQLDeveloperダウンロードサイト:Oracle SQL Developer ダウンロード
SQLDeveloperでAutonomous Data Warehouseにつなぐ方法:Oracle SQL Developer(バージョン18.2より前)で接続

SQLDeveloperはExcelやCSVをサクッとデータをインポートできたり、さらに言えば、そんなExcel・CSVからテーブル作成まで出来ちゃうので、便利。

なんだけど、結構メモリを使うので、IntelliJ IDEAと併用で使おうとするとフリーズしてしまう。
(そして、どうしてもUIが好きになれない!!!)
なので、やっぱりIntelliJ IDEAで繋ぎたい

IntelliJ IDEAを使ってつなぐ

使用バージョン:IntelliJ IDEA 2019.1
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(このバージョンになって、設定がすごく簡単になっている・・・?)

事前準備

JDBCをダウンロードする

ここからJDBCをダウンロードする
JDBC and UCP Downloads page

「Oracle Database 18c (18.3) JDBC Driver and UCP Downloads」>「ojdbc8-full.tar.gz」をダウンロードする
もしくは、最低限これだけあればOKっぽい。
同じフォルダに保存する。

  • ojdbc8.jar
  • oraclepki.jar
  • osdt_cert.jar
  • osdt_core.jar

データベース接続用のクライアント証明書の取得

Oracle Cloudにログインして、クラウドの管理コンソールから、Autonomous Data Warehouseのインスタンス詳細ページへ移動する

そして、接続用のクライアント証明書をダウンロードする。
方法はこちら
クライアント資格証明(ウォレット)のダウンロード

ダウンロードされた「Wallet_activity.zip」を解凍して保存する。
「Connection String」の「TNS Name」をメモしておく。
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HIGH / MEDIUM / HIGHの違いはこちら
事前定義されたDatabase Autonomous Data Warehouseのサービス名

こんな感じ

JDBCとWalletは同じフォルダじゃなくてもいい
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IntelliJ IDEAでの設定

IntelliJ IDEAのDatabase ToolsからAutonomous Data Warehouseにつなぐ方法を書いていきます!

Database ToolではデフォルトでOracleの接続用設定があるんだけど、ドライバが12.1.0.2までしか選べない(2019/4現在)ので、事前準備で取ってきた18c用のドライバを設定していきます

18c用のドライバを作成するために、まずは既存のOracle Driverの設定を流用します
ドライバから「Oracle」を右クリックして「Duplicate」を選択します
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ドライバの設定が複製されたら、すでにあるドライバを「ー」で消して、「+」で「Custom JARS」を選択します
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こんな感じで設定しました
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それでは、作ったドライバ設定を使って、データベース個別の接続設定をしていきます!
Connection Typeから「TNS」を選択します
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こんな感じで設定しました!
それぞれの設定項目を下に記載します。
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  • TNSADMIN
    • Autonomous Data Warehouseのクライアント証明書としてダウンロードした「Wallet_activity.zip」を解凍したフォルダ
  • TNS name
    • 「Wallet_activity.zip」をダウンロードする時に、メモした「Connection String」のTNS Name
  • User
    • データベースのユーザー
  • Password
    • データベースユーザーのパスワード

Test Connectionをクリックして、Successfulが表示されたら成功です!

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わーい!