ちょこっとGitのリポジトリを新しく作ってチームメンバーにシェアして〜ということが多く、その度に .gitignore
ファイルを作るのに地味に時間を取られていました。Intelli IDEAを使えば、Ignoreファイルを作るときにチェックボックスをポチポチするとスッと作成できるので楽ではあるんですが、IntelliJ IDEAを立ち上げるほどのプロジェクトじゃない、ちょっとしたプロジェクトの場合は .gitignore
作るのが面倒で作らずに、.DS_Store
ファイルなどがコミットされちゃって〜ということも多い…。その悩みを解決する「gibo」というツールを教えていただいたので、ご紹介します。
giboとは?
giboは「.gitignore boilerplates」の略で、GitHub公式の.gitignoreテンプレートに簡単にアクセスできるコマンドラインツールです。コマンドの操作だけで、.gitignore
ファイルを簡単に作れます。
よきところ
- 使いやすさ:シンプルなコマンドで必要な.gitignoreテンプレートを取得できます。
- 豊富なテンプレート:GitHub公式のリポジトリから最新のテンプレートを使用します。
- 複数言語対応:一度に複数の言語やフレームワークのテンプレートを組み合わせられます。
- クロスプラットフォーム:macOS、Windows、Linuxで利用可能です。
インストール方法
パッケージマネージャーやGo Toolchain、Dockerを使っていれば、以下のコマンドを実行するだけで簡単にインストールできる
- macOSユーザー:
brew install gibo
- Windowsユーザー:
scoop bucket add main
→scoop install main/gibo
- または
choco install gibo
- Go Toolchain:
go install github.com/simonwhitaker/gibo@latest
- Docker :
docker run --rm simonwhitaker/gibo
基本的な使い方
gibo dump
コマンドに、生成したい .gitignore
を指定するだけで良い。シンプル!
例えば
gibo dump macOS Windows Archives VisualStudioCode JetBrains >> .gitignore
とすると、以下の .gitignore
が作られてくれる。
- macOS: gitignore/Global/macOS.gitignore at main · github/gitignore · GitHub
- Windows: gitignore/Global/Windows.gitignore at main · github/gitignore · GitHub
- Archives: gitignore/Global/Archives.gitignore at main · github/gitignore · GitHub
- VisualStudioCode: gitignore/Global/VisualStudioCode.gitignore at main · github/gitignore · GitHub
- JetBrains: gitignore/Global/JetBrains.gitignore at main · github/gitignore · GitHub
↑の5つを基本セットとして、プロジェクトに必要なものを適宜追加して実行すれば完璧!