DevRel Meetup in Tokyo主催の勉強会がオンラインで開催されたので参加しました!
コロナの影響で初のオンライン開催になったそうですが、家でご飯の準備をしながら見られるので気軽に参加できて嬉しい。
そしてtwitterを見ていると東京以外にお住まいの方も参加されていたようで、「DevRel Meetup in Tokyo」の幅が広がったのを目の当たりにした感じで、すごくよかったです!
ただ、今回はWebEXを利用した勉強会でしたが、ネットワークや音声、画面共有でのトラブルが多く、時間がかなり伸びていました。オンライン勉強会の課題ですね…。
イベントのメインテーマはイベントページでは定義されていないようですが、アジェンダ的には「オンライン勉強会のノウハウ」に関するセッションばかりでした。
イベントページはこちら
devrel.connpass.com
- 💬 DevRelの基本とオンラインミートアップの作り方 by アツシさん
- 💬 オンラインイベントを実施する上で私は何を考えどう行動したか by 鈴木さん
- 💬 Online Demoを通じてスピーカーの注意点をまとめてみる(´Д` )テスト by おだしょーさん
- 🤔 セッション中のDEMOについて
- 🙌 おまけ
- 最後に
💬 DevRelの基本とオンラインミートアップの作り方 by アツシさん
オンラインとオフラインの違いについて言及しつつ、イベント開催のノウハウを説明いただきました。
イベントの基本的な作り方
基本的には以下のステップでオンラインでもオフラインでもイベントを運営していく。
- テーマを決める
- イベントを企画する
- 集客する
- イベントを実施する
- 参加者を保持する
- 2.に戻る
特にオンラインイベントという観点で勉強になったところをピックアップしていきます。
2. イベントを企画する
- オンラインなら登壇者を集めやすい
- 地理的な制約がなくなるので、依頼できる登壇者の母数が広がる
- 集客期間はオンラインイベントの方が短くて済む
- オンライン:2〜3週間で十分(逆に1ヶ月は長すぎる)
- オフライン:1ヶ月以上は必要
4. イベントを実施する
- 反応が見えづらいので、ラジオMCの気持ちでやる
- 集客数などで配信方法を変える
- Zoom:安定性・音声品質が高い。大勢で利用する場合は課金が必要。
- YouTubeLive:100人を超える大規模イベント向け。遅延は長い。
- cluster:VRチャットサービス。参加者のリアクションを受け取りやすい。
- 拡散を考慮する
- チャット(ZoomやWebEXなど)を利用されてSNSでの発信が減るリスクがある
- twitterでのツイートを呼びかけるなどのアクションが必要
- 実際に今回のイベントでもtwitterよりチャットの方が賑わっていた印象でした
5. 参加者を保持する
- オフラインよりも参加者同士が関われない
- Slackへの誘導など、イベントの後に交流できる仕組みが必要
💬 オンラインイベントを実施する上で私は何を考えどう行動したか by 鈴木さん
便利なサイトや事例について紹介されていて、あとでじっくり読もうと思いました。
特に気になったものをピックアップします。
コロナウィルスによって国内テックカンファレンスがどういう状態になっているかがまとめられているサイト。
有志によってまとめられているようで、ありがたいですね。
コロナウイルスに関する国内テックカンファレンスの開催状況 2020 年版
オンラインイベントのガイドラインも整理されているサイト。
結構細かいところまでノウハウが書かれてあるので便利そう。
オンラインイベント開催のガイドライン – granica Blog
Teams/Zoom/YouTubeの比較検証がまとめられている。
Quickly turning in-person meetups to virtual - DEV Community 👩💻👨💻
💬 Online Demoを通じてスピーカーの注意点をまとめてみる(´Д` )テスト by おだしょーさん
現時点で資料は未公開
実際のDEMOをしつつ、オンラインスピーカーがどんなことに注意しなければならないのかについてお話されていました。
DEMOの画面操作がオンライン画面共有と相性が悪かったのか、なかなかオンライン勉強会の難しさを感じるセッションでした😢
セッション中に、「これとこれ、どっちが良いと思う?」と参加者から意見を集められていて、ライブ感とMeetup感が出ていてよかったです。
- DEMOをするときには適宜必要な部分をズーム表示するとわかりやすい
- 違う部分を拡大して見せたいときは、一度全体表示に戻してからズームする
- スピーカー本人のオーバーアクションが必要
- リアクションが伝わりにくいので意識的にリアクションする
- 操作画面が切り替わったときには強調する
- 「ブラウザ操作から、VSCodeの画面に切り替えます」と意図的に発言する
- コードを載せるときは大きく。別でスライドを用意してもわかりやすい。
🤔 セッション中のDEMOについて
私は最近、DEMOに動画を使うようにしています。
DEMO動画はライブ感がなくなるというデメリットはありますが、例えばインスタンス作成の待ち時間を編集カットできたり、失敗の不安がなく心理的安全があったりと、メリットの方が大きいと感じています。
逆にライブ感を出したいときはリアルタイムに実行するのが良いのかな。
あとは、セッション中に呟かれていたマウスカーソルを最大サイズにしておくというノウハウが個人的ヒットでした。
次回、何かDEMOするときはやってみよっと。
あと、これはオフラインイベントでもやってるものの、マウスカーソルは事前にPCのアクセシビリティ機能とかで最大サイズにしておくと良いっす。仮に自分に見えても相手に見えないことが結構ある。 #devreljp #devrel
— 高見知英 (@TakamiChie) 2020年3月11日
🙌 おまけ
ブログ書いているときに見つけたサイト、オンライン上のミートアップが集められていてすごく良さそうなので、こちらも紹介しておきます。
online-meetup.dev
最後に
コロナでイベント開催が危ぶまれてますが、オンラインへ移行していただけるのは参加者的にはすごく嬉しいです!
オンラインだからこそ気をつけなければならないことがある中で、オンラインのイベントをやりつつ、ノウハウ共有してもらえた、とても良い勉強会でした〜!
運営・発表者のみなさま、ありがとうございました!🙌🙌🙌