そこに仁義はあるのか(仮)

略してそこ仁!

Spring BootのアプリとOracle CloudのAutonomous Databaseを接続する - 環境構築編

Oracle Code Tokyoでハンズオンのお手伝いをしてきました!
ハンズオンは、Rails / laravel / Django / Spring Bootの4つのフレームワークを利用して、Oracle CloudのAutonomous Transaction Processingサービス(Oracle 18c)へ接続するサンプルアプリと、その手順を作っています。
私はSpring Boot(JPAを利用)のサンプルアプリとハンズオン手順、また、それに合わせてアプリの検証環境構築用のTerraformも作りました。

ハンズオンの手順やアプリはこちらのGitHubリポジトリに置いています。
ハンズオン手順と内容がかぶるところも多いのですが、この機会に、環境の作り方やデータベース接続方法などを整理したいと思います。

github.com

今回は、環境構築までの手順を書いていこうと思います。
アプリケーションの動作環境の設定についてはこちら。
syobochim.hatenablog.com

  • 👌 クラウド環境の構築
    • 手動で作成する場合
    • Terraformを使って作成する場合
  • 👌 仮想マシンの環境構築について
    • ビルド環境+実行環境
    • 実行環境
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総務省の統計調査クラウドコンピューティングサービスの通信利用動向調査が面白い

総務省が出している統計情報の通信利用動向調査が面白かった。実際のデータや細かい数値はこちらから。
統計調査データ:通信利用動向調査:報道発表資料


この調査データは2017年までのものしか発表されていない。
これまでの発表時期を見ると、6月・7月頃に調査結果が発表されているので、2018年のデータは2019年のその頃に出るのでは。

経年でのデータをグラフ化して見てみたかったので可視化したけど、世の情勢に疎いので、何の因果関係でそうなっているのかはわからない・・・。😇😇

なお、可視化にはCanvaというサービスを利用してデータを可視化しました。
Amazingly Simple Graphic Design Software – Canva


こんな感じでテンプレートがいくつか用意されていて、それを使うと簡単におしゃれなスライドを作れる。
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数値を入力していくだけで、お手軽にいい感じのグラフを作れた!しかし、お手軽な分、凡例をつけられないなどの細かいカスタマイズは出来ない。
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それではまとめた結果を載せていきます。

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最初にクラウドサービスの利用状況の推移。
クラウドサービスを利用している企業の割合は2016年と比較して10%も増えており、ついに50%を超えた。(2016 : 46.9% → 2017 : 56.9%)


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クラウドサービスの効果。
効果があったと感じている企業の割合は5年間ほぼ変わらず、8割強をキープしている。しかし過去5年間でのピークは2013年。


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産業別クラウドサービス利用の割合の推移。
どの業種も徐々に利用割合が伸びてきている。
情報通信業が多いのはともかくとして、次点が金融・保険業になっているのは少し意外だった。どちらかといえば、クラウドの導入が遅い業種なのかと思っていた。
運輸業は伸び方にムラがあるけど、何か理由があるんだろうか・・・?

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最後に資本金規模別クラウドサービス利用割合の推移。
1000万円未満は2016年にかなり割合が落ち込んでいるけど、何があったんだろう?
基本的にはどの業種も右肩上がりになっている。
全体の企業の利用割合は5割を超えているが、資本金別で見ると資本金が1億円未満の企業は全て50%以下、1億円以上の企業は全て50%以上になっている。

他にもデータには、「どういうクラウドサービスを利用しているか」や「なぜクラウドサービスを利用していないか」という理由などが載っていて面白い。

「いちばんやさしいGit&GitHubの教本」の刊行イベントを開催いただきました!

よこなさん(@ihcomega)と共同で、「いちばんやさしいGit&GitHubの教本」を書きました!

本の紹介はこちら
syobochim.hatenablog.com

そして、その刊行記念イベントをこちらのコミュニティにて開催いただきました!
本当にありがとうございます🙇‍♂️🎉✨

  • Java女子部・PyLadies Tokyo共催:ハンズオン
  • 関ジャバ:ハンズオン
  • JJUG:トークセッション

それぞれのイベントで、新しくGitを学びたいという人を対象に「いちばんやさしく」お話をしました!

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IntelliJ IDEAでOracle CloudのAutonomous Data Warehouseに接続する

Intellij IDEAを使ってAutonomous Data Warehouseに接続してデータを参照・変更したい!!

SQLDeveloperを使ったドキュメントはいっぱいある

Oracle CloudのAutonomous Data Warehouseのデータを触ることが増えたんだけど、ドキュメントはほとんどSQL Developerになってる😇
SQLDeveloperダウンロードサイト:Oracle SQL Developer ダウンロード
SQLDeveloperでAutonomous Data Warehouseにつなぐ方法:Oracle SQL Developer(バージョン18.2より前)で接続

SQLDeveloperはExcelやCSVをサクッとデータをインポートできたり、さらに言えば、そんなExcel・CSVからテーブル作成まで出来ちゃうので、便利。

なんだけど、結構メモリを使うので、IntelliJ IDEAと併用で使おうとするとフリーズしてしまう。
(そして、どうしてもUIが好きになれない!!!)
なので、やっぱりIntelliJ IDEAで繋ぎたい

IntelliJ IDEAを使ってつなぐ

使用バージョン:IntelliJ IDEA 2019.1
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(このバージョンになって、設定がすごく簡単になっている・・・?)

事前準備

JDBCをダウンロードする

ここからJDBCをダウンロードする
JDBC and UCP Downloads page

「Oracle Database 18c (18.3) JDBC Driver and UCP Downloads」>「ojdbc8-full.tar.gz」をダウンロードする
もしくは、最低限これだけあればOKっぽい。
同じフォルダに保存する。

  • ojdbc8.jar
  • oraclepki.jar
  • osdt_cert.jar
  • osdt_core.jar

データベース接続用のクライアント証明書の取得

Oracle Cloudにログインして、クラウドの管理コンソールから、Autonomous Data Warehouseのインスタンス詳細ページへ移動する

そして、接続用のクライアント証明書をダウンロードする。
方法はこちら
クライアント資格証明(ウォレット)のダウンロード

ダウンロードされた「Wallet_activity.zip」を解凍して保存する。
「Connection String」の「TNS Name」をメモしておく。
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HIGH / MEDIUM / HIGHの違いはこちら
事前定義されたDatabase Autonomous Data Warehouseのサービス名

こんな感じ

JDBCとWalletは同じフォルダじゃなくてもいい
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IntelliJ IDEAでの設定

IntelliJ IDEAのDatabase ToolsからAutonomous Data Warehouseにつなぐ方法を書いていきます!

Database ToolではデフォルトでOracleの接続用設定があるんだけど、ドライバが12.1.0.2までしか選べない(2019/4現在)ので、事前準備で取ってきた18c用のドライバを設定していきます

18c用のドライバを作成するために、まずは既存のOracle Driverの設定を流用します
ドライバから「Oracle」を右クリックして「Duplicate」を選択します
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ドライバの設定が複製されたら、すでにあるドライバを「ー」で消して、「+」で「Custom JARS」を選択します
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こんな感じで設定しました
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それでは、作ったドライバ設定を使って、データベース個別の接続設定をしていきます!
Connection Typeから「TNS」を選択します
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こんな感じで設定しました!
それぞれの設定項目を下に記載します。
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  • TNSADMIN
    • Autonomous Data Warehouseのクライアント証明書としてダウンロードした「Wallet_activity.zip」を解凍したフォルダ
  • TNS name
    • 「Wallet_activity.zip」をダウンロードする時に、メモした「Connection String」のTNS Name
  • User
    • データベースのユーザー
  • Password
    • データベースユーザーのパスワード

Test Connectionをクリックして、Successfulが表示されたら成功です!

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わーい!

"技術情報を発信するVirtual YouTuber"に おれはなるっ!!!(なった)

趣味でVirtual YouTuber(略してVTuber!)をはじめました!
クラウドに関する知識をゆるりと紹介していきたいな〜、と思っています!(✌️'ω' ✌️)
美的センスなし+知識完全ゼロだった人間が何回かの土日を使って作っていったので、なぜやろうと思ったのか、どんな技術を使ってVTuberを始めたか、簡単に紹介していきます!

www.youtube.com

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  • 💬なぜ始めようと思ったか
  • 💰使ったものと現時点でかかったお金
  • 🖥 Live 2Dについて
    • ハマったところMEMO
  • 🖥FaceRigについて
    • MEMO
  • 🖥 filmoraについて
  • 🖥 おまけ
  • 🤔 これから
    • 考え中なこと

💬なぜ始めようと思ったか

前職ではプログラミングや開発手法などに興味があり、文章やコードを使った説明が適切だと思っていたので、このブログで学んだことを発信していました!
しかし、最近は職種がかわり、クラウドを学んでいくことになったことで、スクリーンを実際に見せたり図を書いたりという説明方法が適切なのかもと考えるようになりました。
そこで、Youtubeで動画という形式で、自分な学んでいることを発信できたらいいな〜、と思い、VTuberを始めることにしました!
(自分の顔とか声を出すのはとても恥ずかしい)

ブログをやめるわけではなく、ブログの方が伝えやすいものはブログで、動画の方が伝えやすいものはYouTubeで発信していければいいな〜〜〜!!!('ω' ✌️)

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初心者向け「いちばんやさしいGit&GitHubの教本」を書きました!

このたび「いちばんやさしいGit&GitHubの教本」という本を執筆させていただきました!
お友達のよこなさん(@ihcomega) と共著で書かせていただき、インプレスさんから12/14に出版しています!

タイトルに『いちばんやさしい』とあるとおり、初心者の方でもGitやGitHubを使えるようになるよう解説しています。
そして、使い方だけでなく図を交えながらGitの操作を解説しているので、
「今までGitを使っていたけど、あまり理解して使えていないな…。」という方にもオススメです!

いちばんやさしいGit&GitHubの教本 人気講師が教えるバージョン管理&共有入門 (「いちばんやさしい教本」シリーズ)

いちばんやさしいGit&GitHubの教本 人気講師が教えるバージョン管理&共有入門 (「いちばんやさしい教本」シリーズ)

📖本書の内容

本書の1番の特徴は、Gitの操作にコマンドラインを使っていることです。
コマンドラインを使うことで、ツールの操作ではなくGitの理解に集中できる+時代の移り変わりに左右されず、身につけた知識をずっと使っていけるようにしました。
コマンドラインの操作は難しいように感じられるかもしれませんが、画面イメージをたくさん使いながら未経験者の方でもわかるように解説しています。

各レッスンの最初には、その操作にどういった意味や役割があるのかを解説しており、しっかりとバージョン管理の流れを理解しながら読み進められるかと思います。

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目次

  • Chapter 1 Gitの基本を学ぼう
  • Chapter 2 Gitを使う準備をしよう
  • Chapter 3 ファイルをバージョン管理してみよう
  • Chapter 4 GitHubのリポジトリをパソコンに取得しよう
  • Chapter 5 ブランチを使ってファイルを更新しよう
  • Chapter 6 複数ブランチを同時に使ってファイルを作業しよう
  • Chapter 7 コンフリクトに対処しよう
  • Chapter 8 GitHubをさらに使いこなそう

前半(Chapter1〜3)

バージョン管理に必要となる基本的なGitの操作方法を、順序立てて丁寧に解説しました。
Gitを使うとどんなメリットがあるのかから始まり、必要なツールのインストール方法やターミナルの開き方、基本的な操作コマンドなど初心者の方でもつまづかないような説明もありつつ、最終的にはGitでファイルをバージョン管理し、履歴を確認するところまで操作できるようになります。

後半(Chapter4〜8)

チーム開発を想定して、実践的なワークフローを試しながらGitHubを使っていきます。
チーム開発で絶対に必要となるプルリクエストの作り方、つまずきがちなブランチについての説明や、実際にチーム開発をしている時に一番困るであろうコンフリクトの解決など、必須となる知識を網羅する内容になっています。


皆さま、是非本書をご活用いただければ幸いです!

❤️Special Thanks!!!

レビューいただいた、うらがみさん(@backpaper0)、いろふさん(@irof)、本当に本当に本当にありがとうございました!!!
執筆スケジュールもあり、無理なお願いをすることもあり、、、初めての執筆をなんとか形にできたのも、お二人の手厚いレビューやアドバイスのおかげです。
今後、関西には足を向けて寝られません。

また、このような機会を与えてくださったJJUG(Japan Java User Group) の皆さま、ありがとうございます。

そして、一緒に執筆しきったよこなさん(@ihcomega)、お互いお疲れ様でした!
貴重な経験の機会をくれて、本当にありがとう〜!🙇‍♂️✨

最後に、執筆と仕事でほぼ私が機能していない中、生活を支え(家事全般)てくれた(時には画面イメージとりの協力をしてくれた)夫のUGA(@uggds)、ありがとう。
これからもよろしくお願いいたします。

感想ブログをありがとうございます!

本ブログ記載時点で見つけている感想ブログもご紹介します!
すごく嬉しい感想ブログで、感動です!!ありがとうございました!!

masatoshitada.hatenadiary.jp

tenten0213.hatenablog.com

7億人以上に利用されているWeChatのbotを作る〜チャットボット編〜

WeChatとは、主に中国を中心に利用されているメッセージングアプリです。
Wikipediaからの引用ですが、

2015年2月の同社発表によると登録ユーザー数は11億2,000万人(以降、テンセントは登録ユーザー数を公表していない)。また、20以上の言語版があり、200の国と地域をカバー、70を超える国と地域でナンバーワンのソーシャルアプリであるという[7]。2016年第1四半期における月間アクティブユーザー数が7億6,200万人に到達し、前期比29%増であると発表された[8]。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%AE%E4%BF%A1

とあり、とても多くのユーザーに利用されています。
こんなWeChatのbot作成を試してみました。

  • 🤖 ボットアカウントの準備
  • 🖥 利用したもの
  • ✏️ botの作り方
    • ✏️ ディレクトリを初期化する
    • ✏️ パッケージのインストール
    • ✏️ index.jsを作ろう
      • appidとtokenを書き換えよう
    • ✏️ サーバーを起動しよう
    • ✏️ チャットボットを設定しよう
    • ✏️ テスト用のアカウントをWeChatアプリから呼び出そう
  • ✏️ botをカスタマイズしよう
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